確定拠出年金の運用テクニックは
一般的な「積立投資」と似ています。
今回は
確定拠出年金が突然始まった人や
確定拠出年金で成果を上げたい人に
お知り頂きたい内容です。
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確定拠出年金の4つの運用テクニック
私のところに頂くご質問で
- 「確定拠出年金が最近導入されたのですが、どうすれば良いんでしょうか?」
- 「久々に確定拠出年金の実績を確認したらふえていたのですがこのままでいいんでしょうか?」
こんなご相談を頂きました。
いずれにしても
確定拠出年金で
成果を上げたいという
お気持ちですよね?!
確定拠出年金とは
会社から退職金代わりに
先にお金を渡すので
各自で自分の退職金を
運用してくださいって
制度ですよね。
今まで全く投資経験が
無かった人が
いきなり運用とか
自己責任で
なんて言われても
正直困ってしまうのでは
ないでしょうか。
今回は、確定拠出年金で
上手に運用したい人のために
4つの運用テクニックと
さらに踏み込んだ
合わせワザについてお伝えします。
1.運用先を先に選んではいけない
確定拠出年金の運用テクニック
一つ目は
「運用先を先に選んではいけない」
です。
確定拠出年金を始められる前に
研修などで学習はされたと
思いますが
正直、それだけでは
不十分だったのでは
ないでしょうか?
私も経験があるので
分かるんですが
なんだかよくわからないまま
投資先を決めてしまっている人
って多いのではないのかな
と思うんですよね。
完本が保障されている
「定期預金」に全額投資している
なんてケースもあるかもしれません。
これはこれで
もったいない事ですが、
運用テクニックとして
ここで最初にお伝えしたいのは
まず何故、
元本保証商品を選んでいるか
って事を少し踏み込んで考えると
投資とか運用と言われても
「よくわからないから」ですよね。
そこで
気が付いて頂きたいのですが
「投資の基本の知識」を
まず身につけたほうが良い
ということなんですね。
投資の基礎知識と言っても
難しいことではないんです。
でも、知っているのと
知らないのでは大違いなんですね。
将来の差は大きく
開いてしまうでしょう。
投資の正しい基礎知識があると
一番先に投資先を選ぶことは
ありません。
2.過去の実績をうのみにしない
二つ目は「過去の実績をうのみにしない」
です。
これもやってしまいがち・・・
というか、昔の私がそうでした(笑)
過去データを見て、
これからもこの投資先はこうなるだろう
なんて「予測」ですね。
過去データを活用するのは
あくまで予測であって
投資先を選ぶ
判断基準ではないんですね。
これも投資の正しい知識があれば
そうだよねって
ご理解が頂ける内容なんです。
過去データは「過去のもの」。
では将来を見るには・・・。
実は将来的なことって
誰にもわからないんですね。
正しい投資の知識では
「将来の事はわからない」
これが常識なんです。
3.投資先を分ける事
3つ目は「投資先を分ける事」です。
ご相談をお受けしていると
「この投資先100%で大丈夫でしょうか?」
等々の内容も多いんですよね。
投資の基本的な知識として
「投資先は分散しましょう」
という考え方があるんです。
投資の世界のことわざでは
「卵は一つのかごに盛るな」って
言うのがあるんですね。
このイラストではジュースですね。
もし大きな衝撃があって
ジュースが入っている
ポットボトル事こぼれたら
中身のジュースは
とんどこぼれてしまいますよね。
この時の「こぼれる」とは
投資先の価格が下落することを意味します。
でも、あらかじめジュースを
他のコップに分けておいたら
どうでしょう。
一つのコップだけ倒れて
中身のジュースがこぼれても
他のコップに入っていたジュースは
無事ですよね。
投資には値動きがありますから、
当然上がったり下がったり
するものなんです。
だからこそ、
こうしたリスクを回避する
考え方が大事なんですね。
4.突然資産が減ってもがっかりしない
4つ目は
「突然資産が減ってもがっかりしない」
です。
投資には値動きがあるもので
ずっと上がり続けるものも
下がり続けるものもないんですね。
でも、金融ショックって
時々起こっていますよね。
最近だと、
2020年3月のコロナショックと
言われたショックです。
コロナショックは
4か月くらいで元の水準に戻りましたが
2008年には
リーマンショックがありましたよね。
この時は元の水準に戻るのに
約3年半~4年かかったと言われています。
こうしたショックは
時々あるものなんですね。
その時に知識が無いと
自分の資産が減ってしまって
「もう投資なんてやめたい」とか
「確定拠出年金なんてあてにならない」とか
そんな気持ちに
なってしまうと思います。
でも、よく考えてみてください。
確定拠出年金の資産額は
「投資先の口数」×「その時の投資先の価格」
で今のあなたの資産が
計算されますよね。
金融危機が起きても
投資先の価格が減っただけで
今までコツコツ積み上げて来た
投資先の「口数」は変わらないんです。
なので、
投資先の価格が今までの水準に戻れば
大丈夫なんです。
今までの水準に戻るまで
この時間は安い価格で
たくさんの口数が買えることに
なりますよね。
こうしたからくりを
ご理解頂いていると
突然資産が減っても
がっかりされなくて済むんですね。
確定拠出年金との合わせワザ
そして、
確定拠出年金は
合わせワザを活用する
こんなこともできます。
確定拠出年金は
会社で証券会社を選んで
「ここの口座を使ってください」と
言われますから
ご自身で証券口座を
選べないようになっていますよね。
良い証券会社なら
問題ないのですが、
時々確定拠出年金の投資先が
あまり宜しくない証券会社の
確定拠出年金だった場合
どうすれば良いのでしょうか。
ご相談に来られた方に
「投資先の選定方法」を
お伝えしたところ、
その方は
「うちの会社の確定拠出年金は
良い投資先があまりない」と
ご判断されたことがあるんですね。
そこで、私は
「別の口座でも運用されては
いかがでしょうか」とご提案したんです。
その方は早速、
別の口座を早速お持ちになって
そこで運用で
みるみる成果を出されたんですね。
当然ながら知識も
経験もついてきたんです。
そこで得た
「知識」と「経験」を
会社の確定拠出年金の方でも
発揮され、
確定拠出年金の方でも
今ではマイナスなしで回っています。
知識がついて
「こうだから、こうなったんだ」と
いう理解があって、
さらにご自身で実績まで
あげられると「自信」に
繋がるのは当然です。
この方は
「投資の知識は老後の為だったけど、
退職したら終わりではなくって、
老後以降でも役立ちそうですね!」と
仰っていらっしゃました。
確定拠出年金どうしよう!というピンチをチャンスに!
確定拠出年金が
突然会社で始まった人は
多いと思います。
私もその一人でしたから
良く分かるんですが、
「投資ってなに。運用って何?」と
言って知識をつけないままでいると
時間だけが過ぎてしまって
本当にもったいないです!!
なんだかわからないまま
適当に投資先を選んで
毎月確定拠出年金に
お金が引かれている状態・・・。
だとしたら、ホントにもったいない!
人間、平等に年は取るものです。
今は想像できなくても
あなたにも60歳、70歳、80歳になる時は
必ずやって来ます。
自身の将来を真剣に考えるなら
確定拠出年金どうしよう!
というピンチを
これを機会に
「投資を学ぶチャンス」に
変えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回の動画は確定拠出年金で
成果を上げるには
どうすれば良いのか。
という疑問から、
4つの運用テクニックと
合わせ技をお伝えして参りました。
確定拠出年金の運用テクニックは4つ
1.運用先を先に選んではいけない
2.過去の実績をうのみにしない
3.投資先を分ける事
4.突然資産が減ってもがっかりしない
ピンチをチャンスととらえて
ご自身の将来のために
ぜひ知識をつけてください
応援しています。